演技派女優として認められるようになったアンジーも、2000年ぐらいからはしばらく、役柄を模索する時代が続きます。
2001年、有名なトゥームレイダー(Tomb Raider)でのララ・クロフト役で、ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)ワースト主演女優賞にノミネートされてしまいました。
派手なアクションで話題を集めましたが、アンジーは自らが演じるララ・クロフトのことを、「超ミニのホット・パンツをはいたバカ女」と評していたそうです。
さらに2002年、ブロンド・ライフ (Life or Something Like it) でのレイニー役で、またもやラジー賞ワースト主演女優賞ノミネート。そして2003年、トゥームレイダー2 (Lara Craft Tomb Raider : The Cradle of Life) のララ・クロフト役で、再度、ラジー賞ワースト主演女優賞にノミネートされます。
まだ続きます(;^_^A
2004年、アレキサンダー(Alexander)でのオリンピアス役で、またもやラジー賞ワースト主演女優賞にノミネート。このあたりになると、毎年、常連です! 逆に、それだけ注目されていたと解釈するもできます。ラジー賞にすらノミネートされない映画こそが、本当の駄作だと言われているそうですから。(=^▽^=)
そして、2005年には Mr.&Mrs. スミス でブラッド・ピットと共演し、注目を集めます。奇想天外なカップルの関係は日本でも話題となりましたが、ブラピとの同居を始めるきっかけとなったのもこの作品です。(どうやらアンジーは共演するとカレシにしたくなるタイプのようです)
そして、彼女が大きく「変わったな」と思わせたのがウォンテッド(Wanted)。
アンジーの登場シーンにはビックリ!
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工 これがアンジー??? みたいな。
つり上がった眉、痩せこけた頬、針金のような腕・・・ 病的ともいえるほどガリガリになったアンジーには、Gia で見せたような色艶が完全に失せているように見えました。
ところが、途中から不思議な魅力を発揮し出すんです。(o^∇^o)ノ

デイ・ウォッチやナイト・ウォッチを手がけたティムール・ベクマンベトフ監督による作品ですから、弾丸がカーブしたりなどのあり得ない映像が随所で気になりますが、主人公の変化と成長がベースとなったサスペンス・アクションは見応えがあります。
それに何と言っても、モーガン・フリーマンの存在が光っています。(o^∇^o)ノ
主人公ウェズリーが、I don’t know who I am. (本当の自分が分からない) と叫んだ時、(フリーマン演じる)スローンは父親の部屋に連れて行き、こう諭します。
This was your father’s room. Everything in this room, books, weapons, clothes, belonged to him. Now they belong to you. Find a connection in this room, Wesley. It may be the only way of finding out who you are.
【翻訳】 これが(亡くなった)お父さんの部屋だ。本、武器、衣類・・・この部屋にあるものはすべて、彼のものだった。今はすべて、君のものだ。この部屋でお父さんとの絆を見つけるんだ、ウェズリー。それが自分を捜し当てる唯一の方法だろう。
父と子の絆をメインテーマと見るならば、多くの示唆に富んだ作品です。
それにしても、ガリガリ・アンジーの迫力には脱帽です。ファンは必見!(^_-)-☆










