観ました! 話題のインセプション(Inception)^^
ただ、六本木バージンシネマのARTスクリーンで観たのを後悔。画面は小さいし、足元は余裕たっぷりなんですけど座り心地がイマイチ。途中から何度も寝返り(座り返り?)をうちながら2時間45分の上映に耐えました(;^_^A
なぜ週末の19時からのゴールデンタイムだけ、このシアターにしているのかが不思議です。映画は巨大スクリーンが基本。六本木なら、やはり644席の「スクリーン7」に限ります!
で、映画ですけど、前半は難解でしたが、ラストに近づくにつれ、謎が紐解かれていくような、そんな感じ。期待が大きかっただけに、少し物足りなさを感じました。
ハンス・ジマー作曲の音楽には心酔します。終始BGMのように映像を彩るリズムとトーンは、過剰な効果音と乱雑な画面遷移のCGに飽き飽きしてきた私たちの感性を揺さぶります。
映像もしかり。建築家の方は、絶対気に入ると思います。アーキテクト・・・憧れる言葉です!
夢の世界って、「リアルなんだけど、どこかおかしい」 「その時は納得しているけど、あとから振り返ると絶対ヘン!」 ・・・ そんな感じですよね。それを見事に映像で具現しています。例えばこんな感じ:

オフィシャルサイトや評論などでは、アイデアの源として「ペンローズの階段」が引き合いに出されていますが、私はむしろ M.C. エッシャーの感性に近いと思いました。エッシャー自身も、あたかもペンローズからパクったかのような作品を出していますが、両者は別物です。



M.C. エッシャーは空間の魔術師でした。
映画インセプションは、彼のこの作品から、アイデアを盗んでいる気もします。

あ、ごめんなさい。レビューになってませんよね。
この作品は、あくまで、アーティスティックに楽しむものだと思いました。夢世界の構築方法には触れず、ひたすら音楽と映像に酔う・・・ 技術的な部分を完全に無視した、アンチ・ハードSFです。
夢と現実を扱ったテーマとしては、シュワちゃんのトータル・リコールの方がソフィスティケイトされていると思いますが、夢の階層ごとに時間概念が異なるという秀逸なアイデアが作品の根幹を成しており、その見事な一貫性には思わず唸りたくなります。
渡辺謙さんの英語が少しなまっていて恥ずかしかったですけど、眠っている時間が長く台詞が少なかったので、ちょっと安心しました。(^_-)-☆
ディカプリオさまの英語は “すっごく” クリアーで、聞き易かったです。彼はロサンゼルスで生まれ育っているので、比較的標準語に近い発音・発声を身につけているからだと思いました。タイタニックで一躍全世界の注目を浴びた彼は、その後のキャリアで苦労したようですが、ようやく道が見つかったようです。
美少年俳優を脱却し、今後が楽しみなディカプリオさまに、乾杯!!!












なるほど、そういう映像世界なのですね。
ベンローズ、エッシャーも「エンドレスの輪っか」ですね。
二人の絵は非現実なのだけど、「現実」としてメビウスの輪があるので、これまた夢と現実の境を無くす決定打のような気がします。
ハンス・ジマー、いいですね。
私はライオン・キングで目覚めて、グラディエーターではまりました。
この人が出てくる前はジョン・ウィリアムス以外に映画音楽はなし!と思い込んでいたのですが、現在ではJohn & Hansは東西の横綱ですね!
デーブさん、
あ、メビウスの帯・・・ あんな表面に降り立ったら、気が狂っちゃいそう・・・(;^_^A
一周したらもとの場所は足の裏、頑張ってもう一周するとやっと戻れるなんて!
ライオンキングやグラディエーターもジマー作だったんですね! どちらも大好きです(o^∇^o)ノ
コメント、ありがとうございました(=^▽^=)