映画アバターの大ヒットの影に隠れてしまった感もあるサロゲート。意図的だったのかはわかりませんが、公開時期が重なったのが裏目に出てしまいました。
(これまでも、隕石モノのディープインパクトとアルマゲドンがほぼ同時期に公開されたりしました。似たテーマの作品を同時期に公開するというのは、何か意図があるのでしょうか?)
avatar は以前の記事でもご紹介したように化身とか分身という意味、surrogate はより現実的で「代理人」という意味です。
少し前に向井亜紀さんが代理出産で話題になりましたけど、その代理母のことを surrogate mother って言うんですね!
映画アバターでは遺伝子操作で作り上げた生態系の分身だったのですが、サロゲートでは人工のロボットが分身です。数年前に日本でも大流行したセカンドライフのリアル版といったところでしょうか。

DVDのタイトル映像は、かなり凝っています。最近観た中ではベストの出来だと思います。
あと、映画のオープニングもいいですね。科学者のインタビューやキャスターのレポート映像をうまく使い、ロボット技術が凄まじい勢いで発展するに至った経緯をサマリーするところから始まるんですけど、割とすんなり受け入れられるかなっと。
で、驚愕の「今」から物語が始まります。観る側としては、うぁ~大変な時代になってしまった、いったい何が起こるんだろうと期待感は最高潮!
ただ評判はイマイチだったようです。代理ロボットで埋め尽くされたこの近未来社会を理解する前に、いきなりサスペンスが始まってしまうため、フツ~の人は消化不良を起こしてしまうのではないでしょうか。
全部観終わった後に振り返りながら、やっと様々なシーンの意味がわかってくる・・・そんな感じです。
いろいろ調べてみたところでは、こちらのレビューがとても興味深く、もう一度観たくなってしまいました。(^^)
ある意味、今のインターネットの発展系かもです。
会って話しをする代わりに電話。電話をかける代わりににメール、ショッピングに出かける代わりにEC&宅配、パーティーに出かける代わりに出会い系・・・
自宅で何でもできてしまうのは危険です!
印象的だったのは映像のクオリティー。さすがディズニー、ピカイチです。
無機質なロボットと生身の人間の対比、まるで魂が抜けるようにロボットがオフラインになる瞬間の描写など、高度なCG技術を見事に使いこなしています。上塗りの若さの空しさ、人工の虚無感、歳をとることの価値、生身の安心感などがうまく表現され、映像的には極めて完成度の高い作品でしょう。
でもこうした技術はあくまで道具立て。サスペンスに拘らず、人間の本性を感動的に描写して欲しかったです。アメコミの原作があるので無理だったのかも知れませんが、人間はなぜ歳をとり死んでいくのか・・・例えばそんなテーマに絞って、老化を受け入れることから生まれる人間愛を描いてみるとか、いろいろ振り方はあったはずです。
驚いたのは、ブルース・ウィリスが ↓↓髪ふさふさ↓↓
全然似合っていませんけど・・・ ( ̄Θ ̄;) でもファンにとっては必見! 髪ふさふさでなくて良かったと、彼の魅力を再認識するはずです。^^

美男美女だけの世界って、かなりキモい印象でした。
肌はシミひとつなくツヤツヤ、目はキラキラでどこか落ち着きがなく、唇も潤いたっぷり・・・
なんか、子供がそのまま大人になってしまったみたいで、とても薄っぺらで軽薄な印象を受けました。
「いいとこ取り」で完璧にしたはずの代用品には、なぜか虚ろさが伴います。以前書いたこんな記事も、是非読んでみてくださいね! ⇒ 湾岸戦争は起こらなかった
白髪とかシワとかシミって、いわば人生の年輪だと思います。
例えば大女優のフェイ・ダナウェイやヴィヴェカ・リンドフォースは、歳をとっても目が魅力的に輝き、豊富な経験と知恵を感じさせてくれます。そんな歳のとり方って、ステキですよね!











久びさにコメさせていただきます。
『サロゲート』やっちまったムービーの見事 仲間入りです。(笑)
ストーリーが進むにつれ『あ〜やっちまったな〜』と言う波が襲ってくる感じでした。
明後日は待ちに待った
アイアンマン2です。
iMAXシアター吹き替え版の座席は確保済みでUNIQLOのSportsポロシャツをデコりアイアンマンウェアーを装着して参ります。
武佐虎の雷電さん、いらっしゃい!^^
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工 アイアンマン2観に行くんですかぁ・・・ 羨ましい!
ふふっ、でも、私も負けじとばかり、土曜日に予約しちゃいました (o^∇^o)ノ
ヨーロッパやアメリカでの興行成績は、相当スゴイみたいですね! 是非、感想を聞かせてください(^_-)-☆