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ウィンブルドン開幕: 映画マッチポイント(Match Point)

ウィンブルドン開幕: 映画マッチポイント(Match Point)

まちわびたウィンブルドン、既に2回戦が始まっていますね!

昨夜のクルム伊達とヴィーナス・ウィリアムスの試合、ご覧になりました?

最初から立て続けに2ゲームもブレイクするなど、伊達選手の圧倒的有利な展開から始まった第一セット。ミスを連発する不調なヴィーナス相手ではなく、そこそこいいプレイができている彼女に対してのこの展開は、ちょっとビックリでした。

後半は多少苦労するも、タイブレークの末、ついに第一セットを勝ち取ります。
第二セットはヴィーナスに主導権を握られるも、第三セットは一歩も譲らず、6-6 まで頑張りました。
最終的にヴィーナスに敗れましたが、その堂々とした戦いぶりは、ちょっと感動モノでした。(o^∇^o)ノ

185センチのヴィーナスに対して、伊達選手の身長は163センチ。その差は何と22センチ。コートでは、まるで大人と子供です。

でも伊達選手は、いわば悟りきったような、余裕のあるプレイでした。
ヴィーナスの豪快なファーストサーブを難なく返し、しかも鋭い場所にリターン。
自分のサービスゲームでは、まるでテニス・スクールのオバサンみたいなサーブなのに、十分なスピードできわどいコースを突いてきます。

40歳の伊達選手は、貫禄十分というより、むしろ邪心のない子供のよう。
歳を取っても子供っぽさが残る東洋人の特徴かも知れませんね。伊達選手の無心な表情が、とても印象的でした。

それにしても、ヴィーナスのファッションはいただけませんでした。(;^_^A
パワーテニスの元祖なんですから、やはりその路線で行ってもらわないと。

あんなフワフワしたドレスみたいなウェアは、全然似合わないどころか、かえって不気味です。
だから苦戦しちゃうんだわ!と思ったりしました。( ̄Д ̄;;

 

日本人選手と言えば、今回も期待を集めたのが錦織選手。
惜しくも一回戦でヒューイットに敗れ、残念でしたね。でも、錦織さんの子供のような柔らかで自然なストロークは、彼の武器になるのではないでしょうか!
今回もまた1回戦退敗でしたが、もと世界一のプレーヤーと堂々と勝負できたのはスゴイことだと思います。来年こそは是非頑張ってくださいね!

ただ、ニコニコ笑っている彼を見ると、なんか、勝ち負けなんてどうでも良さそうな「お坊ちゃん」風な部分を感じます。もともと上流階級のスポーツとしてイギリスで発展したテニスですから、そんな「育ちの良さ」がウィンブルドンの舞台にはピッタリなんですけど・・・

 

さて、巷では、林真理子さん原作・黒木瞳さん主演の「下流の宴」というドラマが人気ですけど、テニスをテーマにその 「上流 vs 下流」 を扱った映画があります。

この映画、「マッチポイント」は、正義感の強い方やハッピーエンドが好きな方は抵抗を覚えるシナリオかも知れませんが、もっと根本的な部分で、運命の不条理をテーマにした点では異色の存在です。

ネットにかかったコードボールがどちらに入るか、それは神のみが決める運命だと・・・ それによって私たちの人生は翻弄されますが、C’est la vie (セ・ラ・ビ)。いかにもヨーロッパ的な大人びた思想です。

 

アイアンマン2 で妖艶な格闘シーンを見せてくれたスカーレット・ヨハンセンが、イギリスの上流階級に迎え入れないアメリカ女性を好演しています。

本来の荒い気性が段々と浮き彫りにされていくあたりの描写と演技が見事です。
でも結局は、罪悪や邪念が、上品さに包み隠されてしまうのです。上流階級層の特権とも言える、余裕というか包容力のようなものすら感じさせます。

イギリスの上流階級の雰囲気を味わうには、ウィンブルドンは最高の場です。
かつては非常に保守的だった舞台が、今やグローバルなスポーツ・イベントとして解放され、人種の違いを問わず感動的なパフォーマンスを鑑賞できることは、とても素晴らしいことだと思います。

 



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